パームカーネルシェル

パームカーネルシェル

PKSとは

パームカーネルシェル(PKS)は、パーム実の果肉とパームカーネル(PK)の間にあるパーム実の一部です。パームオイルミルでパーム実を処理する際に最初の果肉からパーム原油(CPO)が抽出された後、PKが含まれているPKSをそのままの形で次のクラッキングと分離プロセスに送られます。PKSは自然な暗い茶色を持っています。

PKSの略史

パームカーネルシェルは、主にパームヤシ果実のプロセスチェーン内で副産物として分類されていました。同じプロセスで実際に商品価値があるのは主要産物のCPOとPKです。しかし、時間が経つにつれて、環境条件の維持または地球温暖化問題の対策で意識が高まることにより、PKSは徐々に一般炭の代替エネルギーと認められてきました。 2000年の初め以来、蒸気ボイラーを使用して操業しているインドネシア工場の多くは、一般炭の代わりにPKSの使用に徐々に移行しています。

PKSの品種

PKSのサイズと厚さは、パームヤシ果実の起源とパーム油工場が買収した品種によって、異なります。インドネシアでは、 3 種類のパーム品種があります。

  • ピシフェラ(Pisifera)(PKSが小量~ほとんどない)
  • テネラ(Tenera)(厚さ0.5mm ~ 約 3.5mm )
  • デュラ(Dura)(厚さ2mm ~ 約 6mm )

品質

当社は、常にすべてのお客様に最高品質の PKS を提供しています。

PKS の標準は、次のように分類できます。

1. 未処理 PKS

未処理のPKSは、不要な成分を減らすための処理を行わずに、 パーム油工場からエンドユーザーのお客様に直接お届けします。 こちらのPKS は安いですが、品質場面ではPKS のサイズや厚さの幅が広いです。また、他の異物が含まれているため、消費量が増えていく可能性があり、スチームボイラの長期的な整備がより頻繁に行う必要があります。

2. 処理済 PKS

処理済みPKSは、異物と水分の存在を大幅に低減し、厚さの差を小さく、品質管理を行った高品質を持つPKSになります。

処理済みPKSの品質は、最初にパーム油工場から取得したPKSを当社自社倉庫に納入された際に得られます。当社は必要な処理を行った上でPKSをお届けします。

処理した後、PKSの品質が以下のようなパラメータによって改善されます。

  • 厚さの範囲が小さい
  • 水分値
  • 硫黄成分
  • 灰分量
  • 揮発分
  • 固定炭素
  • 不純物
  • 発熱量

PKSをお届けする際に、PKSの成分を確認するために第三者機関で分析を行っております。当社はその第三社機関から結果を受けて、お客様との契約を結ぶ際に共有いたします。このステップは、販売契約に記載されている品質に達しているかどうかを確認し、お客様に提供されるPKSの品質を確保するために実施されます。

供給

パーム油工場のサポートと良好な関係により、当社は常に1 ヶ月あたりで 50,000MT から75, 000MTまでの PKSを確保しております。

毎月の PKS供給で含まれている品種は、デュラ60%テネラ40% から、デュラ75%テネラ25% までの範囲になります。

ギャラリー

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